濱口 航介

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動物は生存のため、合目的に行動すると考えられます。合目的な行動とは、言い換えれば、栄養などの報酬が貰えるように、あるいは不快な状態を避けるような行動です。私たちは、合目的な行動を学習するために必要な脳のメカニズムについて、小さなネズミ(マウス)を用いて調べています。具体的には、神経活動の多数同時記録から、行動や刺激に関連する細胞集団の存在を調べ、神経回路のモデルを作成して動作原理を明らかにすることを目指しています。その際,光遺伝学という技術を用いて、1秒以下の時間分解能で特定の神経細胞集団の活動を興奮あるいは抑制する事が可能です。神経活動を人為的に変えると、神経集団の活動も変化し、さらにマウスの行動が変化する様子から、神経回路モデルと、その行動に与える役割について、仮説検証を行っています。

Keywords

意思決定/神経回路モデル/電気生理学/強化学習/イメージング/光遺伝学

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